こんなに遠くに。


たまたまつけたチャンネルに映し出された雪景色。
雪の中無邪気に遊ぶ。
転げ回ったり、投げたり、滑ったり、食べてみたり。

雪国生まれの私としては見慣れた光景。
でもずいぶんそんなことしてない。
雪の辛さや苦労も記憶が薄らいで。
東京に降る雪が嬉しいくらい。

こんなに遠くに来てしまったのか…。
距離の遠さ、ではなくて。
よくも悪くも…戻りたいとは思わない時間であり場所であるけれど。

あ~~~~~、
こんなに遠くに来てしまったのか。
繰り返し思ってしまう。
ふるさとに気持ちが揺れることはないけれど。
遠く離れた自分の、中途半端さが。
時々なんとも寂しくなる。

一日、気持ちがふるふると落ち着かないのは、
ふるさとを思う気持ちとは全く関係ないのだけれど。
どっしりと構えた、ゆるぎない想い。
なかなか身につかないものだな…。

金木犀の香りが窓を開けると流れ込んでくる。
日に日に強くなる香りに、去年の記憶が重なって。
思い出もふんわりとベールのように重なって。

せめて重なる気持ちがあたたかいままでいてほしい…と。
とりとめもなく。

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