ある水たまりの一生・・・★大井三重子

お月さまが声をかけました。
『おまえは水のわるくちを、気にかけるにはおよばないよ。おまえがなにを見てもほめるのが、あれには気にいらないのだろう。
が、それはどぶの水の目に、もののうつくしさが、じゅうぶんうつらないからなのだ。
おまえの水は、しずかできれいだ。おまえの水面には、どんなにつまらないものでも、うつくしくつるが、
きたないもののまざっている、どろどろのどぶの水には、もののすがたが、ありのままのうつくしさでは、うつらないのだ。』



『世の中には、自分におちどがなくても、人にめいわくになってしまうばあいがある。
もうしばらく、しんぼうしておいで。
そのうち、きっとよくなるだろう。』



大井三重子さんの、水曜日のクルト。
随分昔の本です。そのなかのひとつの話です。

最後にはどの水も水蒸気になって、空に昇って行きます。
みんな一緒に砕け散って、わたのような雲がひとつふんわりと生まれています。

『あたたかなお日さまの光のなかを、雲は、すべるように流れていきました。』
で終わっています。


とってもありきたりな教訓めいたお話と受け取るかもしれませんが。

私はこころがほんわかしてきます。
水たまりの素朴な素直さやかなしさやうれしさが。

こういうお話を素直に感動できる気持ちを持ち続けることって。。。。
今の時代では、結構大変なことなのかも?なぁんてふと思ってみたり。

むっつのお話が入っているこの本。
どのお話にもあたたかさがにじみ出ています。
戦争のはかなしさが勝りましたが。
図書館で借りました。今日は返却日。お別れです。

どこかで入手できないものかな・・・^^;


さてさて、
うつくしいものがうつくしいままにうつる、こころ。
しっかり持ってるのかなぁ・・・私は(*^。^*)

持ち続けたいものですが!

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