墨色の雨

窓を打つ雨の糸跡伸びゆくを 暗き部屋にてなぞりし視線


ぽたぽたと雨どいの隅すり抜けて 夜を映して墨色の雨


土臭き湿り気帯びて夜の雨は 何をついでと流しゆくのか


どたどたと囲まれゆきて夜の雨に 囚われし身とゆるり委ねて

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