相撲甚句

テレビで相撲甚句。

相撲甚句。
祖父がよく唄っていました。唄うって言わないかな?

郷土芸能?伝統芸能?っていうのでしょうか、その中の一曲。
地元のおまつりでは必ず出演して、唄って演奏して踊って。
笛、太鼓、鈴?(もっと違う名前だったはずだけど思い出せない(^^;)などなど。
すべての楽器を教え、何十とある踊りを教え、そして唄い、謡う祖父。

子供だった私からしたら、楽しくもなんともない。
むしろ、お祭りの時期になると、家にいろんな人が集まってきて練習するから、
テレビも観れない、話も遊びもほとんど駄目で、ひたすらその練習を見るしかない。
苦痛(笑)
まあ小さい頃は、見よう見まねで踊れたし唄えた(笑)

久しぶりにきいた相撲甚句で、記憶が思い出が一瞬にしてよみがえる。

時代と共に廃れ、もう何十年も前に、なくなってしまった慣習。
実家には、まだその当時の道具、楽器、神楽がある。
父はいやいや引き継いだけれど・・・子供心にいやいやが伝わってきた(笑)
いやいややっていたから、よけい「残す」ということに拘りがなかった・・・みたい。


カセットテープに吹き込んであった祖父の唄声は、とうに無くなっている。
たぶん・・・。
取り戻せないもの。

あとからふと思い出して
その大切さ貴重さに気づく。



どんなに大切に思っても、
変わるものはある。
どんなに大切に思っても、
伝わらないものもある。

時間の残酷さとやさしさ。

さて。
ひとつ、失くさなくてはいけない。
かなしみにかなしみが重なる日。

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