盆参

私の故郷では「盆参」というらしい。
関東ではお施餓鬼かな?

ようするに檀家さんがお寺に行って、
お経を読んでもらって、説教を聞いて、お斎(おとき)をする、
という感じです。
お斎は、お寺の方が作った精進料理をみんなで食べる・・・食事ですね。


母が亡くなったことも、そうそう思い出さなくてすむようになったこの頃。

久しぶりにお経をきいて
いろいろなことに想いが飛んで行く。
かなしい、は通り越して、懐かしいというのか愛おしいというのか。

丹精込めて作ってきた花々や畑。
半分枯れていたり、荒れ地と化していたり。
それでも、一番日当たりのよい辺りに野菜が何種類か育てられている。
弟の手による野菜たち。
忙しい日々の合間に手入れをしたり収穫したり。
感謝。

日帰りのあわただしい日程。
その武骨な形の野菜たちをもらって帰る。
曲がったきゅうり、甘みの少ないとまと、山のように残っていたピーマン(笑)


私の居場所がいよいよなくなるなぁ・・・としみじみ感じつつ、
やっぱり弟には感謝。
生まれ育った場所を守ってくれている。
これ以上は望むまい!

新幹線を降り、駅まで迎えに来てくれた妹とは他愛もない話。
帰りも駅まで送ってもらう。
三人でこれからもう少し頑張ろう!
と、心の中で呟く。

それぞれの家族はあっても、
「三人」は唯一の「三人」なのだ、と思う。


家の裏の林も来年には伐採してしまうらしい。
思い出は記憶の中だけになっていく。


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