古道具 中野商店~★川上弘美

川上弘美さんの本は何冊かは読んでいますが。
やっとこ10冊は読んだかな、と思います。

一番好きな話は別なのですが、この間文庫ででたので、これを。

なんというか、いい歳をしたおとなの恋は、またそれでいいものだなあ、と思わせるお話です。
いい歳にほど遠い若者は、好きの加減がわからなかったり、意地をぶつけあったり、表現がしきれなかったり。そういう何が何だかわからなさ、がよくわかります。

ヒトミさんとタケオが若いふたり。
中野さんとサキ子さんでふたり。
マサヨさんと丸山氏でふたり。

マサヨさんの台詞、結構好きなのがあります。
丸山氏が逃げたときの「淋しいのよ。」
いつかそうなるのかな。。。としみじみ。

終わりの方の、ヒトミさんといったお通夜帰り、別れ際のマサヨさんの一言、
この一言は書かないほうがいいのかな。
その一言を、私も言えるようであったらいいな、と思いました。
で、云い損ねずに、ちゃんといっぱい云えたらいいな、と思いました。
云える相手がいたらいいなとも思いました。

毎度の事ですが、みんないい味のある人達です。
どこにでもいそうで、どこにでもありそうで、でもみんなそれぞれなんだな、
としみじみ思わせる話です。

人を好きになるっていくつになってもいいものだな、と思わせます。
たとえ、つらくて、
「今すぐ地面に寝そべってぐうぐう眠ってしまいたいくらい、」でも、
「すきをつきつめるとからっぽな世界にいってしまうんだ」と思っても。


川上弘美さんと村上春樹さん、
なんだか似てるところがあるような気がします。
川上さんの本はまだそれほど読んでないし、
村上さんの本は多くは随分前に読んでたので、忘れてる事も多いしで、
とってもあやふやなんだけれど・・・。
いつかきちんと書けたらいいなぁ(^^)

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